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日刊 温暖化新聞|今日の温暖化ニュース

20100730

気温上昇により、生態系の二酸化炭素吸収能力が低下

カテゴリー:気候, 生態系

(ロンドン大学クイーン・メアリー校より)

ロンドン大学のクイーン・メアリー校は6月30日、2100年までに地球の気温が摂氏4度上がると、大気中の二酸化炭素(CO2)を吸収する生態系の能力が13%低下する可能性があると発表した。同校の研究で明らかになったもので、研究報告は、英国王立協会が発行する学術論文誌(Philosophical Transactions of the Royal Society B)に掲載された。

研究では、新たなモデルを使用して、生態系の炭素貯留能力が今後の温暖化にどう対応するかを予測。この予測を、温暖化を模して温めた実験用の池からのデータと照らし合わせて検証したところ、温まった生態系が吸収したCO2の量が13%低下したことが分かった。

報告書の主席執筆者Gabriel Yvon-Durocher氏は、「植物の光合成はCO2を吸収し、動物の呼吸作用は大気中にCO2を戻す。呼吸作用は、光合成よりも高い活性化エネルギーを持ち、気温上昇にともなって急速に高まるため、気候変動で気温が上がれば、生態系における呼吸作用の高まりとCO2吸収能力の低下が促進され、呼吸と光合成のバランスが変化する」と述べる。

今回の研究結果は、アイスランドの15の類似した小川で長期にわたって生息動物を比較した、同校の別の研究で補足されている。地熱活動によって摂氏45度まで温まる小川も含む、この「自然実験」では、水温が摂氏5度から25度に上昇すると、捕食動物の体が大きくなり、その数も増えることが判明。「温かい小川は、冷たい小川よりも多くのCO2を排出しており、炭素吸収源というよりは炭素排出源だ」とまとめている。

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